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小林よしのり
2018.10.19 09:53日々の出来事

ジュリーの美学のアンバランスさ

沢田研二が哀れだ。全盛期の美しさ、カッコよさを
知ってるだけに、老いの残酷さを見せつけられる。

空席が目立ったと言っても7000人も集めたのなら
十分だと思うが、全盛期の自分と比較すると惨めに
思えたのか?

しかし70歳であの老いた容貌は信じられない。
わしがあと5年経ったら、あの顔になるのか?
わしは漫画家だから本来、人前でカッコつけねば
ならない人間ではない。
わしならば、あの弛緩した老人顔でもいいのである。

しかしジュリーはわしの憧れだった。
空席が目立つのが耐えられないというほど、美学と
プライドが強いのなら、顔も身体も緊張感を保つ
努力をし続ければいいのにと思う。

しかし、あれほど容貌が老いてしまったら、わしは
人前には出て行かない。
家に閉じ籠って、実力だけを誇示するプロになる。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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